肩こり

肩こり 手のしびれ

肩こりが引き起こす手のしびれの原因と対策

肩こりと手のしびれの関係

肩こりが引き起こす手のしびれの原因

肩こりがきっかけで手にしびれが生じるケースは、現代人にとって珍しいことではありません。とくに、首や肩の筋肉が慢性的に緊張すると、その周囲を走る神経や血管が圧迫され、血流障害や神経伝達の不具合を引き起こします。具体的には、肩の筋肉である僧帽筋や肩甲挙筋が硬くなることで、腕に伸びる神経が締め付けられ、結果として手のひらや指先に「ピリピリ」「ビリビリ」としたしびれを感じるようになります。さらに、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、猫背やストレートネックといった姿勢不良が加わると、筋肉の緊張はさらに強まり、症状が悪化しやすくなります。

しびれの症状とその影響

手のしびれは「感覚がにぶい」「電気が走るような違和感」「触れても感覚が弱い」といった形で現れます。これらは一時的なものに見えても、日常的に続くことで注意力や集中力が低下し、生活の質が下がる原因になります。さらに進行すると、ペンを握る、パソコンのキーボードを打つ、ボタンをかけるといった細かい動作が難しくなり、職場や家庭での作業にも支障をきたすようになります。放置すれば、神経の回復が遅れ、治療が長期化する恐れもあるため、早めの対応が求められます。

肩こりと神経の関係性

肩こりが神経系に与える影響の中で、特に注目すべきなのが「頚神経叢(けいしんけいそう)」です。これは首の骨(頚椎)から出て、肩や腕、手先にまで伸びる重要な神経の束です。肩や首の筋肉が過度に緊張すると、この頚神経叢が圧迫されやすくなり、結果としてしびれや違和感、時には痛みを引き起こします。加えて、神経は圧迫されるだけでなく、血流が悪化することで酸素や栄養の供給が不十分になり、さらに機能が低下します。このように、肩こりと神経障害は密接に関係しており、症状を軽視せず、根本的な原因を解消することが必要不可欠です。

手のしびれの主な原因

頚椎の影響と肩こり

頚椎(けいつい)とは、頭を支える首の骨で、7つの椎骨から構成されています。年齢とともにこの頚椎が変形し、骨と骨の間にあるクッション役の椎間板が薄くなることで起こるのが「頚椎症(けいついしょう)」です。これにより、脊髄や神経根が圧迫され、首や肩のこりだけでなく、手や指先のしびれ、力が入りにくいといった神経症状を引き起こすことがあります。また、悪い姿勢や長時間の前かがみ姿勢、重量物を運ぶ仕事なども頚椎に負担をかけ、発症を早める要因になります。頚椎症は初期では肩こり程度の症状にとどまることもありますが、進行すると日常生活に支障をきたすため、早期の対処が大切です。

胸郭出口症候群のリスク

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)は、鎖骨と第一肋骨の間にある「胸郭出口」と呼ばれる狭い通路で、腕に伸びる神経や血管が圧迫されることで起こります。この症候群は、肩の位置が不自然に高い、または筋肉が発達し過ぎている人に多く見られます。典型的な症状には、肩から腕、手先にかけてのしびれ、重だるさ、そして握力の低下などがあります。女性では、重いバッグをいつも同じ肩にかけていることや、デスクワークによる巻き肩の姿勢が原因になることが多く、男性では筋トレによる過度な筋肥大が一因となることがあります。早期であればストレッチや姿勢改善で症状が緩和する場合もあるため、違和感があれば早めに専門機関を受診しましょう。

手根管症候群について知っておくべきこと

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)は、手首の骨と靭帯に囲まれた「手根管」というトンネル内で、正中神経が圧迫されることで起きる神経障害です。主に親指、人差し指、中指のしびれや痛みが生じ、進行するとつまみ動作が困難になったり、物をよく落とすようになったりします。この症状は夜間や明け方に強く現れる傾向があり、手を振ったり温めたりすると一時的に楽になるのが特徴です。パソコンやスマートフォンの長時間使用、家事や育児での手首の酷使、または妊娠中のホルモン変化もリスク因子となります。重度の場合は手術が必要になることもあるため、早めの診断と治療が重要です。

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肩こりと手のしびれの改善方法

生活習慣の見直し

肩こりや手のしびれを根本から改善するには、日常の生活習慣を見直すことが第一歩です。特に、1日中デスクに向かっている方や、スマホ操作が多い方は注意が必要です。1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かしたり、肩や首をゆっくり回したりして、筋肉の緊張を解きほぐすことが効果的です。また、慢性的な睡眠不足や精神的ストレスは自律神経を乱し、筋肉の緊張や血流不良を招きます。就寝前のスマホ使用を控え、リラックスできる音楽や読書などで心身を休める習慣を作りましょう。生活リズムを整えることが、しびれやこりの再発防止にもつながります。

正しい姿勢の取り方

良い姿勢を保つことは、肩こりとしびれ予防の基本です。理想的な姿勢とは、耳・肩・腰が一直線になる状態で、背中を丸めたり反りすぎたりしない姿勢です。椅子に座るときは、骨盤を立てて座り、腰にクッションなどを入れて背筋を支えると長時間の作業でも疲れにくくなります。デスクワークの場合、モニターは目の高さ、キーボードは肘が自然に曲がる位置に配置し、前かがみにならないようにしましょう。立っているときも、重心を片足にかけず、左右均等にバランスを保つよう意識することで、肩や首への負担を減らせます。

運動不足解消のためのヒント

現代人に多い「運動不足」は、肩こりや神経の圧迫によるしびれを引き起こす要因です。そこで、日常的に取り入れやすい簡単な運動から始めるのがおすすめです。例えば、1日5分程度の肩甲骨ストレッチや、腕を大きく回す体操、首を左右に倒したり回したりする運動は、血流改善に非常に効果的です。また、通勤時に一駅分歩く、エレベーターではなく階段を使うなど、軽い有酸素運動も血行促進とストレス解消に繋がります。さらに、深呼吸を取り入れたヨガやピラティスも、全身の緊張を和らげる上で非常に有効です。毎日の小さな運動習慣が、長期的な健康維持に繋がっていきます。

整体院・整骨院での施術と治療法

肩こり改善のためのアプローチ

整体院や整骨院では、筋肉の緊張を和らげる手技療法や、身体の歪みを整える骨格矯正などが行われます。これにより、肩こりが軽減され、神経の圧迫も緩和されることがあります。慢性的な症状には、定期的な通院が有効です。

手のしびれに対する治療法

手のしびれに対しては、神経への圧迫を解消する施術や、血流を促進するための温熱療法、電気治療などが用いられます。原因に応じて適切なアプローチをしてくれるので、自己判断せずに専門家の意見を聞くことが重要です。

整骨院の選び方とポイント

整骨院を選ぶ際には、施術内容がしっかり説明されるか、国家資格を持った施術者がいるか、口コミや評判はどうかをチェックしましょう。また、肩こりやしびれの改善に力を入れているかも、重要なポイントです。

まとめ:肩こりと手のしびれの関係

肩こりが引き起こす手のしびれの原因と対策を解説

  • 肩こりが神経や血管を圧迫し手のしびれを引き起こす
  • しびれは放置せず早期に対応することが大切
  • 頚椎症や胸郭出口症候群などがしびれの原因となることもある
  • 生活習慣の見直しや正しい姿勢が症状の改善に効果的
  • 整体・整骨院での施術は根本的な改善を目指す手段として有効

肩こりによって引き起こされる手のしびれは、日々の生活に大きな影響を与えることがあります。しかし、原因を理解し適切な対策を講じることで、症状の改善は十分に可能です。今回紹介した内容を参考に、自分に合った方法でしびれの解消を目指してみてください。

姫路整体 良では「肩こり」にも対応

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