肩こり

肩こり 鼻づまり

【花粉症や鼻炎も関係?】鼻づまりが引き起こす肩こりの解消法

肩こりと鼻づまりの関係とは?

肩こりの症状と原因

肩こりとは、首から肩、背中にかけての筋肉が硬直し、「重だるい」「痛い」「張っている」といった不快感が続く状態です。特に現代人に多いのが、パソコン作業やスマートフォン操作による長時間の前傾姿勢が原因のものです。このような姿勢では首が前に出やすくなり、その重みを支えるために肩周りの筋肉が緊張し続けるため、筋疲労が蓄積して肩こりを引き起こします。

また、ストレスによる自律神経の乱れも肩こりの一因です。交感神経が優位になると、筋肉が常に緊張状態になりやすく、血行不良を招いて老廃物が溜まり、痛みや不快感につながります。

鼻づまりの症状と原因

鼻づまりは、鼻の中の粘膜が炎症を起こして腫れ、空気の通り道である鼻腔が狭くなることで、スムーズに呼吸ができなくなる状態を指します。「片方の鼻だけ詰まる」「横になるとひどくなる」「口呼吸になってしまう」などの症状が典型的です。

原因として多いのは、風邪やインフルエンザによる一時的な鼻の炎症、あるいは花粉症やアレルギー性鼻炎などによる慢性的な炎症です。さらに、副鼻腔炎(蓄膿症)や鼻中隔湾曲症などの構造的な問題が背景にあるケースもあります。

なぜ肩こりと鼻づまりは関係するのか?

肩こりと鼻づまりは一見無関係のように思われがちですが、実際には「呼吸」と「姿勢」を介して深く関係しています。

鼻が詰まると無意識に口呼吸になりやすくなります。口呼吸は、舌が下がることで頭の位置が前にずれやすくなり、首や肩の筋肉に負担がかかります。また、呼吸が浅くなることで酸素が十分に取り込めず、自律神経が乱れて筋肉の緊張が高まりやすくなるのです。

さらに、慢性的な鼻づまりによる不眠や疲労感が蓄積すると、身体の回復力が落ち、肩こりも慢性化しやすくなります。つまり、鼻づまりがあるだけで、呼吸・姿勢・自律神経に悪影響を及ぼし、それらが連鎖的に肩こりを引き起こしてしまうのです。

肩こりを引き起こす鼻づまりのメカニズム

鼻の奥が痛い理由

鼻の奥がズキズキと痛む場合、副鼻腔炎(蓄膿症)などの炎症が原因である可能性が高いです。副鼻腔は目の周囲や額、頬骨の奥にある空洞で、風邪やアレルギーによって炎症が起こると、粘膜が腫れて膿が溜まり、圧迫感や痛みを引き起こします。

この炎症が拡がると、顔面の神経や首周りの自律神経に影響を及ぼし、筋肉が緊張状態になりやすくなります。とくに後頭部から肩、背中にかけての筋肉が無意識にこわばるため、結果として肩こりを引き起こすケースがあるのです。

呼吸と姿勢の関係

鼻が詰まると自然と口呼吸に切り替わりやすくなります。口呼吸では、舌が下がり、下あごが前に出てしまうことで、頭部が前傾しやすくなります。この状態は「フォワードヘッド姿勢」と呼ばれ、いわゆる「スマホ首」に非常に近い姿勢です。

この姿勢が長時間続くと、頭の重み(約4~6kg)を支えるために首や肩の筋肉に大きな負荷がかかります。特に僧帽筋や肩甲挙筋などが常に緊張状態となり、血流が悪くなって肩こりが慢性化する要因となります。

くしゃみが誘発する肩こり

くしゃみは瞬間的に強い圧力を生む全身運動であり、首・肩・背中の筋肉にも大きな負荷がかかります。花粉症やアレルギー性鼻炎で1日に何度もくしゃみをすると、そのたびに筋肉が緊張・収縮を繰り返し、次第に疲労が蓄積されていきます。

特に首の周辺は繊細で、急な動作や筋肉の急激な収縮によって違和感やこりを感じやすく、過敏な人ではこれが引き金となって頭痛や肩こりを引き起こす場合もあります。頻繁なくしゃみが肩こりの「隠れた原因」になっていることもあるのです。

花粉症や慢性鼻炎が肩こりに及ぼす影響

花粉症と肩こりの関係

春先になると多くの人が悩まされる花粉症。くしゃみや鼻水に加えて、特に厄介なのが「鼻づまり」です。鼻が詰まると、無意識のうちに浅い呼吸になりがちで、肺に取り込まれる酸素量が減少します。その結果、全身の血行が悪くなり、筋肉に十分な酸素や栄養が届かず、疲労物質が溜まりやすくなります。

また、呼吸の浅さは自律神経にも影響を与えます。交感神経が過度に優位になると、筋肉が常に緊張し、肩や首まわりがこわばりやすくなるのです。花粉症シーズンに肩こりがひどくなると感じている方は、実はこのような「呼吸の質の低下」と「神経の乱れ」が関係している可能性が高いと言えます。

慢性鼻炎と肩こりの関係

慢性鼻炎とは、鼻づまりや鼻水などの症状が数週間〜数ヶ月以上にわたって続く状態を指します。特にアレルギー性鼻炎や非アレルギー性鼻炎などでは、常に鼻の通りが悪く、日常的に口呼吸をしてしまう人も多いです。

口呼吸が習慣化すると、頭部の位置が前に出る姿勢が定着し、首から肩にかけての筋肉に継続的な負担がかかります。さらに、慢性鼻炎による不眠や疲労感の蓄積も、筋肉の回復を妨げ、肩こりの慢性化につながります。

つまり、鼻の症状を「呼吸の問題」として捉え直すことが、肩こりの予防・改善にとって重要なカギとなります。慢性鼻炎の治療や鼻のケアが、思わぬ形で肩の不調にもプラスに働く可能性があるのです。

肩こり解消のためのツボ

肩こりに効くツボ一覧

  • 肩井(けんせい):肩の中央、力を抜いた時にできるくぼみにあるツボで、肩の緊張を和らげる。
  • 風池(ふうち):後頭部の生え際、首の両側にあるツボで、首や肩のこり、頭痛にも効果的。
  • 天柱(てんちゅう):首のうしろ、左右の太い筋の外側にあるツボで、血行促進と緊張緩和に効果。

鼻づまりを和らげるツボ

  • 迎香(げいこう):小鼻の横にあるツボで、鼻通りをよくする働きがある。
  • 印堂(いんどう):眉間の中央にあるツボで、自律神経を整え鼻づまりにも効果が期待できる。
  • 合谷(ごうこく):手の甲、親指と人差し指の間にあるツボで、全身の調整に有効。

まとめ:肩こりと鼻づまりの関係とは?

肩こりと鼻づまりは、呼吸や姿勢、自律神経などを通じて密接に関係しています。特に花粉症や慢性鼻炎のような慢性的な鼻づまりは、知らず知らずのうちに肩や首に大きな負担をかけてしまうことがあります。肩こりの改善には、ツボ押しや姿勢の見直しとともに、鼻のケアも重要です。鼻と肩、両方からアプローチして、根本的な体のバランス改善を目指しましょう。

姫路整体 良では「肩こり」にも対応

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